厚切りジェイソンさんは、皆さんよく知っている方ですよね。
この人は、日本のテレビ番組やCMにも出ていますが、とても魅力的な人なんです。
私も彼の著書を読むまではわかりませんでしたが、彼自身の考え方ととてもすばらしくて、とても共感したので、それ以来ずっと注目しています。
「Why japanese people?」は、彼の定番ギャグですが、アメリカ人のジェイソンさんが日本の常識に対して、Whyと問いかけているところが、とても新鮮です。
さて、この本「ジェイソン式英語トレーニング」をコツコツと勉強している私ですが、今までの英語本と違っているので最初は戸惑うところがたくさんありました。
ジョイソンさんは、英語は英語で学ばないとおかしいだろう!といっています。
これは、英語の単語をすぐに日本語で置き換えて意味を把握すると、ニュアンスが違っていたり、もっと違う意味がたくさんあるのに、一つの意味しか知らないために、正しい使い方ができなかったりすることがあるということだと思います。
この本の中では、名詞、形容詞、動詞、副詞という分類はあるものの、AからZまで順番に単語を並べて説明をしています。
私がいいなと思ったのは、すごく似ている単語で意味が違うものだとか、使えたら表現の幅が広がるような単語をチョイスして掲載していることです。
最初は、ちょっと難しい単語ばかりだと思っていましたが、どうも全部が必須単語だとだんだんと思えるようになりました。
例えば、こんな単語があります。
(例1)
convince …. make someone believe that something is true
簡単にいうと、「それが正しいということを誰かに信じさせる」という意味ですが、日本語としては「納得させる」という意味になります。私は、この単語を見たときに、「persuade=説得する」と言う言葉を思い出しました。
よく考えると、説得するというのは、自分と主体にして相手を説得するということですが、納得させるというのは、相手を主体として考えている単語です。
実際には、convinceの方が、会話などでは、より使われるのではないかと思います。
I’m convinced that~/~を確信している
It is difficult to convince him. /彼を納得させるのは難しい。
(例2)
decide … make a choice
これも簡単いうと、「選択する」ですが、私たちは「決めるとか、決心する」とよく訳します。
determine … decides
これって、decideと同じ意味ですが、実はすこし違ったニュアンスです。たぶん「決定する」と訳すと思います。
この2つの単語の違いですが、decideは主に自分が主語になるのに対して、determineは、何かの事柄などが決まっているみたいな使い方が多いように思います。
このような微妙なニュアンスまで含めて、単語を理解して覚えてゆくことが大切だと思います。
それと、1つの単語で、「名詞でありながら動詞」のように複数の使い方を持つものがあります。
さらに、日本語ではあまり意識しませんが、目的語を必ずとる他動詞や、動詞の後にかならず前置詞を置くような慣用的な使い方をとるものもあります。
これらのパターンを一つずつコツコツを覚えてゆくことが大切だと思います。