1年が経ちました
成瀬東京英語村のサイトをつくって1年以上が経ちました。
ずっとブログを更新していなかったのですが、年も変わり2017年になりましたので、気持ちも新たにブログを書いていこうと思っています。
私自身、昨年一年間は、自分の生涯においても一番英語を勉強した年になりました。
もちろん、急に成長するということはないのですが、自分なりの勉強法を模索する中で、こういう方法を実践していけば、少しずつだけど英語が話せるようになりそうだという手ごたえを感じられた一年でした。
昨年1年間で感じたことは、
英語を学ぼうという時に、どの順番で学べばいいかということです。
私達日本人は、教科書や本で英語の例文をたくさん目にして、単語やフレーズを記憶してきましたが、結局はあいまいな記憶で長くは保存できないため、実践には全く向かない英語を勉強してきたのだと思います。
根本は、
「英語を聴いて内容をすぐに理解できるようになりたい」
ということと、
「自分の言葉で英語で話して、相手に自分の考えや気持ちが伝わるようになりたい」
という2つが最も重要なことだということです。
確かに、相手の言う事を理解するためには、多くの単語を知っておくことも必要ですし、相手に自分の考えを伝えるときには、慣用句のフレーズも必要でしょう。
しかし、どのような意味合いでその単語を使うのか、どういうシチュエーションで慣用句を使うのかがわかっていなければ、全く意味のないことになります。
英語をバカみたいに聴きつづけています
まず、英語を理解するために、私が実践したのは、英語を日々聴きつづけるとういうことです。
それも、ネイティブのめちゃくちゃ早い英語をガンガン聴きつづけました。
意味もわからないけど、音楽を聴くように数か月間聴きつづけていくと、ある種のパターンというものがあることに気が付いてきます。
それは、発音だし、イントネーションだし、フレーズだったりします。
意味なんて全く分からなくても、何度も出てくる単語やフレーズは、また出てきたという感じで聞き取れるようになります。
でも、意味はまだわからないのです。だからどうしてもわからない単語があったときは、その場でスマホで検索してどんな意味かを調べるようにしました。
でも、日本語で単語の意味がわかっても、文章中での単語の意味とは違うことが多くて、やっぱり本当の意味は違うんだなと思うことが多いのです。
ほとんどの人は、自分の英語のレベルを考えて簡単なところから学んでいこうとしますが、そうすると実際の到達点は果てしなく遠くにあるようになってしまい、途中であきらめてしまうことが多いと思うのです。
そこで、いきなりトップレベルの英語に触れて、意味も分からず聴くということをすると、それは全く英語が聞き取れなくて話せない人が突然外国に行くということと同じことになるわけです。
そして、そういう方法の方が、実は実践向きだということなのです。
意味も分からない言葉を聴きつづけて何になるの?と言う人もいるかもしれません。
でも、よく考えてください。
私達が幼児だったころ、周りの人が日本語をガンガン話していて、それを聞いていたら、「あ~、う~」と言っていた幼児が、突然何かを話し始めるようになるのです。
言葉の音と言葉の意味がつながってきたときに、初めて話すことができるようになるのだと思います。
私たちは、中学、高校である程度の英語の単語を学んできていますので、あいまいな記憶ではあるものの、単語のイメージくらいは想像できるレベルにあるはずです。
でも、私達の頭の中にある単語は、本当の英語の発音と違ったものですし、アクセントなども全く違っています。これらの単語の記憶を修正して、正しい音にする必要があるのです。
ですから、意味もなくガンガン速い英語を聴くことは、自分の頭の中にある英語の記憶を修正して、正しい英語の音を頭に植え付けているということになります。
インターネットラジオがベストです
スマホを持っているのなら、アプリで外国のインターネットラジオがいつでも聴けます。探していただくとわかりますが、アメリカやイギリスの星の数ほどあるラジオ放送は、スマホで聴き放題なのです。
テレビの英会話の番組もありますが、音だけに集中したいなら、ラジオの方がずっといいと思います。
速すぎて聴き取れないなんて悩む必要はなくて、単に音だけを聴くというスタンスでいいと思います。意味をとろうなんて考えなければ、音楽を聴いているのとなんらかわりません。
でも、何度も聴くことで、自分の頭の中の英語の回路が確実に変化していくことは間違いありません。
そして、ずっと聴きつづけることです。1年、2年、3年くらい聞けば、びっくりするほど自分の脳が変化するのを実感できるのではないかと思います。
歳をとっているからダメなんてありえません。
なんたって、音楽みたいなものだと考えれば、いいだけです。
私自身もまだまだ道の途中なので、偉そうなことを言うつもりはありません。
いっしょに楽しく英語を話せるようになりましょう!